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避難所環境下での次亜塩素酸ナトリウム製剤の適正使用、ならびに選定について
2024.09.17
避難所環境下での次亜塩素酸ナトリウム製剤の適正使用、ならびに選定について

今もなお避難所での生活を余儀なくされている方も多くいらっしゃると存じます。

一日も早い復興を心よりお祈りいたします。

 

多くの人が生活を共にする避難所環境下での感染症対策において、特にアルコール消毒では予防出来ない急性ウイルス性胃腸炎(ノロウイルス等)の対策が欠かせません。

急性ウイルス性胃腸炎を引き起こすノロウイルスはアルコールでは消毒することが出来ず、次亜塩素酸ナトリウムを適切に用いて消毒することが必要です。

 

しかしながら従来の次亜塩素酸ナトリウム製剤は高濃度製剤であり、希釈調製して使用する関係上、万が一断水が発生した場合、限られた水しか使用できない環境となる懸念があります。

また、高濃度製剤が皮膚に触れてしまう危険性や、希釈濃度ミスにより濃度が高すぎる危険性や、濃度が低すぎることにより有効性が得られない可能性が生じます。

 

以上のような希釈作業の懸念を解消し、貴重な水を消費することなく、簡便に次亜塩素酸ナトリウムを使用できるよう、適正濃度に希釈済みの製品を選択することを推奨いたします。

 

当社では200ppmに調整済みの製剤として、主に環境消毒に使用するマルクリーンピュア200ppm(食品添加物殺菌料)と、手指の消毒をはじめ8つの適応を持つメディカルマルクリーン0.02%液(第2類医薬品)を販売しております。

ノロウイルスが懸念される個所の消毒方法としては、厚生労働省が公表しているノロウイルスに関するQ&A:Q20~Q23を参考にしていただき、そのほかの環境清掃には200ppm製剤で清拭してください。

加えて、メディカルマルクリーン0.02%液(第2類医薬品)では、避難所環境下等での手洗いが難しい状況でも手指の消毒にご使用いただけます。

 

希釈不要でそのまま使用できる次亜塩素酸ナトリウム製剤のマルクリーンピュア200ppmおよびメディカルマルクリーン0.02%液をご活用いただけますと幸いです。

 

 

 

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