TOP
 > 
お知らせ・関連情報
マルクリーンピュア200ppmのマウスにおける急性吸入毒性試験
2024.02.25
マルクリーンピュア200ppmのマウスにおける急性吸入毒性試験

(株)薬物安全性試験センター・吉見研究所

試験期間:2020年7月28日~8月20日 

 

-  試験目的

マルクリーンピュア200ppmの急性吸入毒性についてマウスを用いて検討し、安全性を評価した。

(ハンドスプレー使用時における安全性を評価する目的で実施)

 

-  暴露方法

投与は、全身暴露とした。実験槽の容積は、約0.5m³(H120×D60×W70cm)を用い、中央後面に20×30cmリント布を吊り下げた。

実験槽のほぼ中央に専用金網ケージを設置し、マウスを雌雄別に収容した。

また、3~4L/分の条件で酸素を吹送した。

噴霧は、スプレーを1回につき20プッシュ(0.75mL/1プッシュ)を10分おきに12回行った。

理論上の総噴霧量は、180mL(0.75mL×20プッシュ×12回)であるが、噴霧前と噴霧終了後のスプレー総重量を測定した結果、335.0g※であったことを確認した。

※マルクリーンピュアの水に対する比重を1として概算すると、実噴霧量は、予定量の186%であった。

 

-  考察

<参考文献> 1)山下 衛、田中淳介:防水スプレーについて 中毒研究、8:225~233,1995

マルクリーンピュアの急性吸入毒性について検討した。

試験動物としてICR系マウス、雌雄各5匹の合計10匹を試験に供した。

試験方法は全身暴露とし、山下らの方法1)を参考に、0.5m³の実験槽を用いて行った。被験物質の原液(200ppm)を投与試料とした。

噴霧は、委託者より提供されたスプレーを1回につき20プッシュ(0.75ml/1プッシュ)を10分おきに12回行った。

暴露開始から暴露14日後まで一般状態の観察を行い、その間に体重ならびに摂餌量を測定した。

 

その結果、死亡例はみられず、一般状態においても異常はみられなかった。

体重は、雌雄ともに暴露1日後に減少を示した個体もみられたが、暴露2または3日後からは順調な増加推移を示し、暴露操作による一過性の減少と考えられた。

平均摂餌量は正常と考えられた。剖検および肺の病理組織学的検査においても変化はみられなかった。

 

試験一覧に戻る

購入を
ご検討の方
当社製品に関するご質問・ご相談(OEM生産等を含む)は、下記お問い合わせフォームより承っております。
※ お問い合わせいただきました内容につきましては
担当者より追ってご連絡させていただきます。